「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏の妻でウェブディレクター、西村ゆか氏が9日、自身のX（旧ツイッター）を更新。テレビ番組サイドが無断で制作したという夫の再現VTRをめぐる出来事を明かした。
ゆか氏は、東京都知事選に無所属新人で立候補していた人工知能（AI）エンジニアの安野貴博氏（33）の妻で、安野氏の選挙戦をサポートした文芸編集者の安野里奈さんのX投稿を引用。里奈さんは、選挙期間中に夫がテレビで取り上げられなかったことについて「『なぜ安野をTVで放映しないのですか』と局員の方にお尋ねした時にいただいた回答（取材だよと呼ばれて行ったのに映してもらえなかったとき） ・視聴者の皆さんは、政局バトルに興味があるのであって、政策には興味がない ・髪を切ったら考えてやる」と、局員とのやりとりを明かした上で、「私もメディアの片隅にいるので、これは自戒を込めてですが…『"俺は"こんな長いマニフェストは読まない』というご意見であれば、それは傾聴いたします（ちなみに、要約版もあります笑）ただ、『視聴者は政策とか興味ないんすよー』というのは、なんとも驕りを感じてしまいました」との思いをつづっていた。
ゆか氏は「以前私もテレビに出た時、夫を無駄に嫌な奴にデフォルメした再現VTRを無断で作られ（彼は出演すらしていない）『テレビを見るような人は、ひろゆきさんをこう思っているんですよ』と笑顔で言われた。再現VTRで夫を演じた芸人も、『もっと悪く演じてください！』と何度もディレクターに言われたと語っていた」と、テレビ番組をめぐる自身の経験を明かし、「結局取り下げてもらったが、何が言いたいかと言うと、テレビの作り手は、自分たちの視聴者を、必要以上に馬鹿だと思わなくても良いのではないか？ということ。こと選挙戦においては、少しでも多くの候補者のことを伝えるのも、あなた方の大事な仕事なんじゃないの？と思う」と、番組制作サイドの姿勢に疑問を投げかけた。