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三浦瑠麗氏「教科書にのるレベルの女性蔑視」投稿に米山隆一氏が異論「アンフェアな断定が多く」

日刊スポーツ 2024年7月9日 18時43分

立憲民主党の米山隆一衆院議員(56)が9日、X(旧ツイッター)を更新。国際政治学者の三浦瑠麗氏が、7日に投開票された東京都知事選に出馬した蓮舫氏の陣営の応援演説で、小池百合子氏に対する「女性蔑視」があったと私見を述べたことについて、異を唱えた。

三浦氏は自身のXで、「蓮舫陣営の応援演説の中には、小池百合子氏を誹謗し、歴代の男の権力者にすり寄ってのし上がってきたと非難し、蓮舫氏は違う、自立しており女の味方だとする男性弁士もいました」と指摘し、「自分の陣営の女が言うことは正しい、相手陣営の女は男がバックにいるとみなすか男にすり寄っていると非難する、というのはあまりに典型的すぎて教科書にのるレベルの女性蔑視です」と批判。「こういう応援弁士に対し、『性別の問題を持ち込むな』『お前が女を勝手に比べてジャッジするな』と立憲民主党、共産党陣営から一言も出てこなかったところに、この国の”リベラリズム”や人権派の堕落とご都合主義が窺えます」とした。

米山氏はこの投稿を引用し、「そうですか?恐らく同じ演説を聞きましたが、私は『時の権力者に取り入って』と言う趣旨で、男女関係と言うニュアンスは感じませんでした。それは寧ろ三浦氏のバイアスではないかと思います」と異議。「時の権力者に取り入って出世する人は男女問わずおり、率直に言って私は三浦氏もその一人だったと思いますが、そこに男女関係があるなどとは思ってもいません」と私見を述べた。

また、「立憲民主党の議員が、立憲出身の候補の応援演説をするのですから、多少手前味噌的に、『蓮舫候補は権力者に取り入らずにここまでやってきた!』と言うのはごく自然だし、批判されるような事ではないと思います」とした上で、「事程左様に三浦氏は、客観的な事を言っている体で、大概リベラル・野党側にだけ厳しく批判的、保守・自民側の鏡像はスルーか寧ろ称揚する事が多く、『身贔屓』という事ならそんなものですが、学者を標榜している以上どうなんだ?と思うアンフェアな断定が多く辟易とします。何だかなぁと」と疑問を呈した。

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