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【囲碁】日本棋院・武宮陽光新理事長「囲碁界に新しい風を」営業と財務で改革

日刊スポーツ 2024年7月9日 19時0分

囲碁の日本棋院は9日、理事会を開き、武宮陽光六段(47)が新理事長になると発表した。武宮新理事長は同日、東京・市ケ谷の同院東京本院で会見に応じた。

今年7月、日本棋院は創立100周年を迎える。「囲碁は、日本の貴重な伝統文化の1つです。日本棋院はその歴史と伝統を継承し、さらに成長発展させる使命を負っています。ファンの皆さまの期待に応え、囲碁界に新しい風を吹き込み、より一層愛され親しまれる棋院になれるよう、微力ながら努めてまいる所存です」と、就任のあいさつを行った。

赤字続きの財務状況の見直し、棋戦の改革、囲碁の普及、ファンやスポンサーの拡大など、問題が山積みとなっている。厳しいかじ取りを任されたが、営業と財務の2本建てで改革に取り組む。

ファンの拡大として、若年層を重視。「スマホコンテンツの充実」を目指す。財務の見直しとしては「経営改革委員会」も立ち上げるという。「皆さんから教えていただいて、私が勉強していくしかない」。謙虚な姿勢で臨む。

なお、理事会では理事18人のうち、15人が改選。新任の理事による互選で武宮六段が理事長に選出された。7人の常務理事(大淵盛人九段、石田篤司九段、青木喜久代八段、奥村靖七段=新任、宮崎龍太郎七段、関達也四段=新任、風間隼四段=新任)も決まった。

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