テレビ朝日が10月改編で、新番組「有働タイムズ」(日曜午後9時)をスタートさせることが10日、分かった。番組タイトルの通り、フリーアナウンサー有働由美子(55)がメインキャスターを務める。
有働は、NHK「あさイチ」や日本テレビ系「news zero」などニュース情報ワイド番組で長い間第一線で活躍し、大きな成功を収めてきた実力派。10月から新装開店する同番組で、新たなステージにチャレンジする。
現在放送中の「サンデーステーション」は、日曜夜9時からの1時間枠に移行した2020年10月以降約4年の間、個人平均視聴率5・5%、世帯平均視聴率9・8%と視聴者に支持され健闘してきた。10月の改編を機に、その実績をベースに内容面を刷新・強化するとともに、時間枠も午後9時~10時15分と15分拡大し、より高いレベルに挑む。
「有働タイムズ」の番組内容は現在協議中としているが、エンターテインメントを包含した創造的なニュース・情報ワイドを目指すという。
エンターテインメントは娯楽と訳されるが、本来「もてなす」「歓待する」という意味。同番組はまず第一に視聴者をもてなす、歓待するという精神を貫いて制作に当たるといい、その他の出演者を含め番組内容の詳細は、決まり次第、追って発表される。
新番組を担当するにあたり有働は「究極のエンターテインメントを目指し、新しい創造的なニュース・情報番組~というコンセプトでお誘いいただき大変共感してお受けしました。テレビの世界における私自身の歩みの集大成として『日曜夜にこんな番組ほしかった』と思っていただけるよう全力投球で臨みます。どうぞよろしくお願いします」とコメントしている。
有働は、18年10月から務めた「news zero」のメインキャスターを今年3月いっぱいで卒業。最近では、今月2日、新紙幣の発行を前に行われた、渋沢栄一の功績をたたえるイベントに出席していた。