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玉川徹氏、パワハラ疑惑の兵庫県知事の辞職否定に「不信任ある中どうやって県を運営するのか」

日刊スポーツ 2024年7月11日 9時37分

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は11日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、兵庫県の斎藤元彦知事に対するパワハラ疑惑などを告発した文書を配布した元県幹部の死亡を受け、県職員の労働組合が斎藤氏に辞職を求める申し入れをしたことをめぐり「(県職員による)事実上の不信任だ」と指摘した。

斎藤知事は10日の定例会見で辞任を否定し、「私自身が生まれ変わり、職員のみなさんとの信頼関係を、時間をかけて再構築していくことが私の責任」などと述べたが、玉川氏は「ご本人は生まれ変わるとおっしゃるが、生まれ変わる前に(知事を)続けていいか有権者に委ねる段階ではないかと思う」と、突き放したようにコメントした。

今回の問題は今年3月、元県幹部が関係者や報道機関に配布した告発文書の中で、知事のパワハラや企業からの贈答品受け取りなど、7項目の疑惑について言及。これに対し、斎藤知事は、「うそ八百」などと強い調子で否定した。内部調査を行った県は「核心的な部分は事実ではない」とし、告発は斎藤知事への誹謗(ひぼう)中傷にあたるなどとして、元県幹部を停職3カ月の懲戒処分とした。一方で告発には一部、事実も含まれていたことなどから、県議会は真相究明に向けて、より強い調査権限を持つ「百条委員会」を51年ぶりに設置。元県幹部は今月19日に証人として出頭する予定だったが、7日に姫路市内で亡くなっているのが見つかった。

玉川氏は、こうした経緯も踏まえ「県職員の団体から辞職要求が出たのは、事実上の不信任。議会から不信任が出るのは政治闘争としてあることだが、職員からはあまりない」と指摘。辞任を否定した斎藤知事について「県のトップとして、職員からの不信任がある中で、どうやって県を運営していくのか疑問に思う」とも述べ、職員の信を失っている状態で正常な県政運営ができるのか、疑問を示した。

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