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古市憲寿氏「免許の上限を」「街中の時速30キロ」 高齢ドライバー問題に提案

日刊スポーツ 2024年7月11日 9時45分

社会学者の古市憲寿氏が11日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。多発する高齢ドライバーの事故や逆走、ヘダルの踏み間違えなどの問題について、「免許の上限も設けるべき」との持論を展開した。

古市氏は、「15歳の子どもたちは運転がうまくでも免許が取れない。18歳という下限があるんだから、上限があってもいいと思う。90歳といっても、本当に乗れる方と乗れない方がいると思う。18歳という下限があるのなら、上限も作ってあげた方が家族も安心だと思う。本人が免許を手放したくなくて家族が困っていても」と話した。

また、街中での制限速度を30キロにとも提案。「時速30キロの運転なら事故は起きても死亡事故はない。街は変えなきゃいけない。車が本格的に普及してせいぜい50年。日本が車全体の社会に変わってしまったので、戻していく必要がある」と語っていた。

一方で、お笑いタレントのカンニング竹山は「高齢者にはさまざまな人生があって、仕事の内容も違ったり、住む環境も違ってくる。年齢で(免許の取得制限を)やるとバラつきが出る。高齢者の能力も個々で見極めていくしかない」と語った。また、車の性能についても言及。「車の安全性への対応が国として遅い」と批判した。

フジテレビの風間晋解説委員は、「危ない事例を集めたVTR。高齢者ドライバー問題って、どうしてもドライバーにフォーカスがあたりがち。ドライバーだけじゃなくて道路環境とか車自体の問題だとか、もっと多面的に考えていかないといけない」としていた。

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