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若狭弁護士「調査自体は問題ではなく犯罪でもない。問題なし」松本人志代理人弁護士の素行調査報道

日刊スポーツ 2024年7月12日 5時0分

自身の女性への性行為強要疑惑などを報じた「週刊文春」を発行する文藝春秋らとの損害賠償訴訟で係争中のダウンタウン松本人志(60)の代理人を務める田代政弘弁護士が、11日発売の同誌最新号で、被害告発女性に探偵をつけて素行調査を行っていたなどとする内容を報じられた。

この状況について、元衆院議員で元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士(67)に聞いた。

若狭弁護士は「民事事件の場合はないとは言い切れず、調査をすることで裁判上有利になる場合に調査することはあり得る」と説明した。

同誌では田代弁護士らの雇った探偵が、記事内でA子とされた被害女性らを尾行するなどして日常生活を探っていたと報じられた。

若狭弁護士は「精神的な意味合いにおいて、追い打ちをかけて傷つける行為であればセカンドレイプと言われかねない」とした上で「調査自体は問題ではなく、犯罪でもない。過度な尾行、長時間の付きまといはプライバシーの観点から度が過ぎていると思うが、問題なし」と説明。続けて「週刊誌などの芸能人の尾行なども一応は問題なしとされているので」とした。

素行調査などは「通常あまりない」という。一方で「反社との繋がりの有無、裁判上有利になる場合、また不倫等の離婚訴訟では行う場合がある」とし、今回の一連の調査によって田代弁護士らが処分をされることはないという。

今回、行動調査の他、同誌では同弁護士らによる被害告発女性の法廷妨害や、和解金報道なども報じられた。一連の報道について「週刊文春が本来の本筋とは違うところを追いかけていると感じる」とした。

続けて「本来、名誉毀損(きそん)で訴えられたが、文春側には真実性、相当性、公益的な部分もある。裁判でそれらをしっかりと反論することが大事だが、今回はそこから逸れた話が展開されているのでは」とも語った。

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