10月期のTBS系日曜劇場が、神木隆之介（31）主演の「海に眠るダイヤモンド」（日曜午後9時）に決まり13日、同局が発表した。神木は日曜劇場初主演。「アンナチュラル」「MIU404」を手がけた脚本野木亜紀子氏×塚原あゆ子監督×新井順子プロデューサーのチームによる初の日曜劇場となることも話題を呼びそうだ。
1955年からの石炭産業で躍進した長崎・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の物語。昭和の戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちた時代”と、現代の“何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を結び、希望を見つけ出すヒューマンラブエンターテインメントという。長崎の壮大なロケーションを生かした映像美も見どころとなる。
神木の民放連ドラ主演は「11人もいる！」（11年、テレビ朝日系）以来13年ぶり。「お話をいただいた時は自分では実力不足なんじゃないかと思いましたが、野木さん、塚原さん、新井さんはじめ、心強いスタッフ・キャストの皆さまがいてくださるので、皆さまに頼りつつ、未熟ながらも精いっぱい演じ切りたいと思っております」と意気込みを語っている。
◆新井順子プロデューサーのコメント
野木さんと塚原監督とは金曜ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の連続ドラマ2作を一緒に制作しました。次は同じチームで日曜劇場に挑戦したい！ 挑戦するからには愛と青春と友情、そして家族をテーマにした壮大な物語を作りたいと話していたことがついに形になり、発表できたことをうれしく思います。1年前から取材などに取り組み、話し合いを進めるなかで、主人公は「神木さんがいい！」と満場一致！ ご本人にお会いして想いを伝えたところ、快く引き受けていただくことができました。神木さんのもつ柔らかい雰囲気と力強い演技、野木さんの練り上げられた脚本、塚原監督の繊細で美しい演出。すべてが混ざりあった瞬間に、新しい世界が広がるに違いないとワクワクしています。すてきなキャストと信頼するチームとともに、連続ドラマだからこそ紡げる物語をお届けできればと思っています。