俳優小栗旬（41）が12日、映画「キングダム 大将軍の帰還」（佐藤信介監督）初日舞台あいさつに出席した。
同作では、秦と戦う趙の天才軍略家だが冷酷非道な李牧を演じる。上映後の舞台あいさつとあって、「今の気持ちは、僕も秦や王騎のチームに入りたかった」と話し、会場を笑わせた。「今回多分、皆さんからしたら『こいつ最悪だ！』と」と続け、「今日ここに来るのも憂鬱（ゆううつ）だった。そんな気持ちです」と話した。
李牧の役作りについて聞かれると、「撮影で皆さんに会うことは1ミリもなく、どれくらいの熱量で撮影が行われていたのかも分からない中、どういう風にいたら正しいのだろうかというのを模索しながらやっていました」と明かした。
李牧を支えるカイネ役の佐久間由衣（29）は「強いのに強さを見せない。けど出てしまう強さを小栗さんから感じた」という。
佐藤監督（53）は「僕も声をかけづらい雰囲気で、常に李牧として立っていたのが印象的でした」と振り返り、「難しかったと思いますが超然としていた」と続けた。
この日、山崎賢人（29）吉沢亮（30）大沢たかお（56）清野菜名（29）岡山天音（30）三浦貴大（38）新木優子（30）も登壇した。