Infoseek 楽天

NHK-FM特番「オトたのしい~蓮沼執太のサウンドコラージュ~」ゲスト招き5日連続放送

日刊スポーツ 2024年7月13日 9時24分

音楽家蓮沼執太(40)がパーソナリティーを務める15分間のNHK-FM特番「オトたのしい~蓮沼執太のサウンドコラージュ~」(午後9時30分)が、15日から5日連続で放送される。

蓮沼は映画やドラマ、演劇、ダンス、音楽プロデュースなど多方面で活躍。大河ドラマ「光る君へ」で清少納言を演じて注目されるファーストサマーウイカ(34)が15、16日、現代美術家横尾忠則氏(88)が17、18日、サウンドスケープ研究家鳥越けい子氏(69)が19日のゲスト。聞きたい「推し音」や「忘れられない音」の思い出などについて語り合う。

上光太郎プロデューサーは「音楽ではなく、音にこだわり、音の持つ不思議な力に注目していきたいと思いました」。ファーストサマーウイカは「音って匂いと同じくらい記憶と結びついている気がするんですよね。私の場合は、音を聞くと、その時の風景を鮮明に思い出します。おばあちゃんの家とか、住んでいた団地とか」と話している。

音響デザイナーが平安京の鐘の音や鹿の声を再現。宮廷で暮らした当時の人々の「音」に対する豊かな感性に思いをはせ、食べ物を咀嚼(そしゃく)する音などについて語る。

著書「死後を生きる生き方」(集英社新書)が話題の横尾は、自らのアトリエで収録で行った。人としゃべる機会が減ったことで生じた作風の変化、五感が衰えたことで研ぎ澄まされた感性と表現について語る。「視力が落ちて見るものの輪郭がぼやけ、難聴、そして右手も左手も腱鞘(けんしょう)炎。今や『五感全滅』だが、第六感をもとにアスリートのような瞬発力で絵を描いている。音がない世界から、新しい音楽が生まれる可能性もある」と話している。

19日には5日間の音を蓮沼が紡(つむ)いだ「サウンドコラージュ」を披露する。

この記事の関連ニュース