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伊藤梨沙子設立ベビーシッター会社イベントで神田聖司が自作絵本読み聞かせ「意外と食いついて」

日刊スポーツ 2024年7月13日 20時53分

女優伊藤梨沙子(28)が代表を務めるベビーシッターサービス会社「Fluffy Ket」(フラッフィーケット)が13日、東京・江東区の虹の下水道館で子ども向けショーイベントを行った。

親交のある俳優神田聖司(まさかず、30)もゲスト出演し、得意の絵を生かして自作した絵本を読み聞かせ。2部公演で集まった計約100人の親子を楽しませた。

昨年のクリスマスにも同会場でイベントを行っており、好評だったことから再び実現した。伊藤は「前回はお試しでやらせていただきましたが、今回は虹の下水道館さんに依頼を受けて行わせていただきました。(昨年春の)会社設立以来、初めての依頼案件で、うれしかったです。これからもこうした活動がもっともっと認知してもらえるように頑張っていきたい」と話した。

「Fluffy Ket」は芸能活動歴のあるシッターらがエンターテインメントを取り入れたシッティングを行うことが特徴。この日のイベントでもオリジナル曲の披露に加え、「ジャンボリミッキー」などのダンスや間違い探し、子どもに人気の「ペンギンたいそう」や「ベイビーシャーク」もパフォーマンス。座って見ていた子どもたちは次第に立ち上がり、一緒にダンスを踊るなどして楽しんだ。

伊藤は「今回は内容を全て任せていただけたので、子どもたちが体を動かす体験型のショーにできるよう工夫しました。まだまだ市場が広いわけではないですし、口コミで広がっていくことも願いながら、これからも遊びにエンタメ要素を取り入れて期待されるサービスを届けていきたい」と力を込めた。

神田が行った読み聞かせでも、多くの子どもたちが集まり、話に耳を傾けた。神田は小学校の教員免許を持っており、大卒まで教師と芸能のどちらの道に進むか悩んでいたという。もともと俳優業の傍ら、キャンバス画などを描いて販売していたこともあり、伊藤らのオファーを受けて絵本制作を決断。思いやりのハートを配るおじさんが少年と出会い、人々に思いやりの心を届けることで自身たちが苦境に陥った時に周囲から助けられるという物語を描いた。

内容は伊藤や創業メンバーで知人の合田友とも相談したといい「子どもたちにも思いやりを持って行動してもらえたらなという思い、そしてそうした気持ちはいつか必ずかえってくるということを伝えたかったです。そうしたことが広まれば、優しい大人になる子どもたちも増えるのかなという願いも込めています」と話した。

絵本は自身のSNSなどから向かえる専用サイトで販売も行っている。神田は「子どもたちは意外と食いついて見てくれて、よかったなと思っています。保護者の方にも見本を見てもらったりできたので、そういう意味ではうれしかったですね」と読み聞かせデビューを笑顔で振り返った。

「Fluffy Ket」では施設でのイベント実施のほか、一般家庭でのシッターサービス、ドラマや映画の撮影現場などでの出張保育サービスなども行っている。【松尾幸之介】

◆伊藤梨沙子(いとう・りさこ)1996年(平8)2月20日、東京都出身。10歳から芸能活動を始め、08年からは松岡茉優らと共にテレビ東京系「おはスタ」のおはガール、女性向けファッション誌「ピチレモン」専属モデルなどを務める。NHK Eテレ「さんすう犬ワン」、TBS系ドラマ「アトムの童」などにも出演。ベビーシッターとしてはJADP認定ベビーシッター・ACSAベビーシッター養成+現任研修修了・救命技能認定証取得済み。

◆神田聖司(かんだ・まさかず)1994年(平6)1月4日、千葉県出身。大卒後に芸能界入りし、俳優として舞台やドラマなどに出演。コロナ禍の外出自粛期間に絵画を始める。最近はフジテレビ系「世にも奇妙な物語'24 夏の特別編」ほか出演。特技は野球とバスケ。ソフトダーツパーフェクトプロの資格も持つ。180センチ。

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