TBS系「アッコにおまかせ!」(日曜午前11時45分)が14日、放送され、先週7日の放送内で、東京都知事選での投票に関して伝えた情報に誤りがあった件についてあらためて謝罪した。
番組冒頭、画面が切り替わり、前週に誤った情報を伝える形となった同局の宇内梨沙アナウンサー(32)が直立不動の姿勢で1人登場し「初めに番組から訂正です」と切り出した。7月7日放送の「東京都知事選の投票に関して」の大型テロップが浮かび上がった。「投票所での候補者指名記入について」「入場整理券を紛失した場合」などの3点について訂正し、正しい情報を宇内アナが読み上げた。その後、宇内アナが再び登場し「番組スタッフ一同、深くおわびいたします。視聴者の皆さまから寄せられた、多くのご意見を真摯(しんし)に受け止め、2度と同じことが起こらないよう制作体制を整え、放送に臨んで参ります」と深々と頭を下げて謝罪した。
その後、ニュース速報に切り替わり、前米大統領のトランプ氏が銃撃されたと報じた。
7日放送の「アッコ」内では都知事選を特集。投票する時の注意点など、選挙の「雑学」を伝えた。その際、宇内アナが「(候補者の)名前を間違えると、無効になってしまいます」と、投票時の注意事項に言及。「正しく、立候補した名前で書いてください。ひらがなで立候補している人はひらがなで、漢字で立候補している人は漢字で書くようにしてください」と述べたが、その後、自身の発言について「東京都選挙管理委員会によりますと、候補者の名前をかたかなやひらがなで記入しても、候補者と特定できれば有効になるということです。大変失礼致しました」と訂正して謝罪した。
しかし訂正後も、SNSでは「アッコにおまかせでのミスリード、この番組の責任は重い!」「信じて漢字間違えて無効票になってしまったとしたらどう責任とんの?」などと批判の声が相次いでいた。投票翌日以降も批判の声が止まず、宇内アナのSNSまで誹謗(ひぼう)中傷が書き込まれ、コメント欄を閉鎖する事態となっていた。
◆「アッコにおまかせ!」が訂正した選挙報道
▼投票所での候補者指名記入について(7/7内放送内で訂正)
(誤)漢字表記の場合は漢字、かな(カナ)表記の倍はかな(カナ)で記入
(正)候補者が特定できれば漢字、かな(カナ)でも有効
▼投票所での候補者氏名記入について
(誤)候補者の漢字間違いは無効
(正)候補者が特定できれば漢字間違いも有効
▼投票所での候補者氏名記入について
(誤)本人確認書類としてマイナンバーカードなどを持参してください
(正)本人確認書類がある方がスムーズに本人確認が行える場合がある