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酒井法子、香港2デイズ「my dear」に5000人「碧いうさぎ」手話歌唱まで全21曲披露

日刊スポーツ 2024年7月15日 5時0分

歌手で女優の酒井法子(53)が13、14日、香港・旺角マクファーソン・スタジアムで「my dear」と題した2デイズコンサートを行い、合わせて5000人が熱狂した。それぞれ、アンコールを含め全21曲を熱唱した。

酒井の香港公演は6年半ぶり。4人の女性ダンサーを連れて登場した酒井は「友情キッス」でスタート。新曲「Funny JANE」や「夢冒険」「あなたに天使が見える時」を披露。1999年(平11)に発売した北京語の「早安的空気」を歌うと、会場から「ワンヂョアリーカン(こっちを向いて)」「ピンイン(かわいい)」と声援が飛んだ。アンコールでは、95年のミリオンヒット曲「碧いうさぎ」を手話を交えて歌って、大きな拍手を浴びた。

酒井は「ステージに上がる前は緊張していましたが、みんなの笑顔に迎えられて安心しました。広い会場で最初は不安でしたが、こんなにもたくさんの人たちが私を待っていてくださったなんて、もう超うれしくて、泣いちゃいそう」と話した。そして、神妙な面持ちで「歌うことを諦めようと思ったこともありました。だけど、みんなの声援と支えで頑張って来ることができました」と振り返った。

日本での活動状況について「(ラジオやテレビなどで)大先輩の森田健作さんや京本政樹さんなどの応援もあって、本当に有意義な毎日を送らせていただいています」と感謝の気持ちを表すと、会場から「ジャヨウ(頑張って)」と声が飛んだ。

今コンサートは2019年(平31)に予定されていたが、新型コロナウイルスのまん延で中止となっていた。その後も、香港のファンから公演を望む声が続いていたことから、今回のリベンジ開催となった。今年に入って開催が決まり、3月には酒井本人が香港で記者会見。チケットは1380香港ドル(約2万7000円)と高額だったが、13日の公演の2500席が、発売30分でソールドアウト。14日の追加公演が決まり、2デイズ開催となった。

今回のコンサートの観客は6割以上が地元ファンだが、日本からも多くのファンが駆けつけた。それ以外にも台湾、上海、カナダ、シンガポール、遠くヨーロッパからのファンも見られた。年齢層も幅広く、地元ファンは20~30代のカップルや女性ファンが目立ち、公演中のSNS投稿も多く見られた。酒井は「言葉や文化は違っていても、うれしいですね。遠いところから、何とお礼をしていいのか分からない」と笑顔を見せた。

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