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トランプ氏「暗殺者による日程変更は許されない」銃撃一夜明け共和党大会に予定通り出席表明

日刊スポーツ 2024年7月15日 9時51分

11月の米大統領選で返り咲きを目指す、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が午後6時(日本時間14日午前7時)すぎ、東部ペンシルベニア州バトラーで開催した選挙集会で演説中に銃撃された。トランプ氏は事件から一夜明けた14日にTruch Social、インスタグラム、X,フェイスブックなど自身のSNSを更新。15日(日本時間16日)から中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで行われる、自身を党候補に正式に指名する共和党大会に、予定通り出席する意向を表明した。

トランプ氏は「昨日の恐ろしい事件を受けて、私はウィスコンシン州への旅と共和党全国大会への参加を2日遅らせるつもりだった」と、予定を遅らせる可能性もあったと明らかにした。その上で「だが『狙撃者』や暗殺者候補がスケジュール変更などを強要することは許されないと判断した。従って、私は予定通り、本日午後3時30分にミルウォーキーに向けて出発する。ありがとう!」と、暗殺やテロの脅威には屈しないと改めて宣言した。

トランプ氏は銃撃を受けた後、SNSで「右耳の上部を銃弾が貫通した。ヒューという音と銃声が聞こえ、何かがおかしいと気付いた。銃弾が皮膚を裂くのを感じた。大量の出血があった」などと状況を報告した。一夜明けて「昨日は、多くの方のご心配とお祈りをありがとうございました」と感謝した上で「想像を絶する事態を防いだのは神のみであった。私たちは恐れることなく、信仰を堅持し、邪悪な行いに立ち向かいます。私たちの愛は、他の犠牲者とその家族に送られます。負傷された方々の回復を祈るとともに、無惨にも殺害された市民の方々の思い出を胸に刻みます」と犠牲者や負傷者のことを思いつつ、暗殺を企てる人間と戦っていくことを強調した。

そして「今、この瞬間、私たちが団結し、アメリカ人としての真の姿を示し、強く決意を固め、悪に勝つことを許さないことが、これまで以上に重要です。私は本当にこの国を愛し、皆さんを愛しています。今週、ウィスコンシン州からこの偉大な国民に向けてスピーチできることを楽しみにしています」と、共和党大会でのスピーチを心待ちにしているとつづった。

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