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東京サンシャインボーイズ、来年2月に30年ぶり復活公演 三谷幸喜氏「すごい傑作になる予感」

日刊スポーツ 2024年7月15日 10時56分

1994年から充電期間に入っていた「東京サンシャインボーイズ」が、25年2月に30年ぶりに復活公演を行う。

このほど、主宰した三谷幸喜氏(63)をはじめ、相島一之(63)阿南健治(63)梶原善(58)甲本雅裕(58)小原雅人(59)小林隆(65)近藤芳正(63)西村まさ彦(63)谷川清美(56)西田薫(58)野仲イサオ(65)宮地雅子(58)ら出演者も登壇して会見が行われたが、実は2年前のこのコラムで「30年間の充電明けまであと2年2カ月 本当に復活はあるのか」と書いていた。東京サンシャインボーイズの舞台を見るため、拠点だった新宿シアタートップスに足しげく通った身としては、待ちに待った朗報でした。

94年の最後の公演となった「罠」のチラシやパンフレットには、東京サンシャインボーイズならぬ老境サンシャインボーイズ公演「リア玉」の予告があった。24年9月6日から8日まで、新宿シアタートップスで上演するというもので、相島、阿南、梶原、近藤、西村らの名前も並んでいた。

パンフレットで「リア玉」について「謎の球体リア玉を巡る冒険活劇」と解説し、三谷は「活字になった文章には、責任を持つ方なので、内容的には、それほど大幅な変更がないこと約束しよう」と書いていたけれど、先日の会見では復活公演は「蒙古が襲来」となることを明かした。三谷は「玉の制作に時間がかかって先送りになりました。『蒙古が襲来』は元寇(げんこう)を題材に、九州のとある漁村を舞台にしたアットホームなコメディー。なんとなくすごい傑作になる予感があります」と説明しました。

作品だけでなく、上演劇場は渋谷のパルコ劇場に、上演期間も25年2月9日から3月2日までに変更となりました。復活公演を行うものの、東京公演に続いて岡山、京都、仙台、大阪、福岡、沖縄などで公演した後は、再び充電期間に入るそうです。

三谷は「その次の公演は80年後、2105年に行います」と予告しており、見納め必至の公演チケットは激しい争奪戦になりそうです。【林尚之】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「舞台雑話」)

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