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パワハラ疑惑の兵庫・斎藤元彦知事が釈明「私自身としては業務上必要な範囲内での指導」続投表明

日刊スポーツ 2024年7月16日 13時46分

斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑などを告発し懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題をめぐり、斎藤知事は16日、定例会見で、知事を続投する意思をあらためて表明した。

斎藤知事は「県政を前に進めていくことが私の責務だと考えていますので、一つ一つの仕事を毎日積み重ねていくことを続けたいと考えています」と話した。

今回の問題は3月、元県幹部の男性が関係者や報道機関に配布した告発文書の中で、知事のパワハラや企業からの贈答品受け取りなど、7項目の疑惑について言及。これに対し、斎藤知事は「うそ八百」などと強い調子で否定した。

内部調査を行った県は「核心的な部分は事実ではない」とし、告発は斎藤知事への誹謗(ひぼう)中傷にあたるなどとして、元県幹部を停職3カ月の懲戒処分とした。一方で告発には一部、事実も含まれていたことなどから、県議会は真相究明に向けて、より強い調査権限を持つ「百条委員会」を51年ぶりに設置。元県幹部は19日に証人として出頭する予定だったが、7日に姫路市内で亡くなっているのが見つかった。

斎藤知事は定例会見で、パワハラ疑惑をめぐり「私としてはそういう行為をした認識はございません。あくまで、業務上の必要な範囲で、指導をさせて頂いた」と釈明した。その上で「これからは第三者委員会、百条員会で、いろんな調査が進められる中でどのような評価がされていくのかということだと思いますけど、私自身としては業務上の必要な範囲内での指導をさせて頂いた。その中でコミュニケーションが不足していたとか、もう少し感謝の気持ちとか、信頼関係を抱くべきだったと言うところについては反省しています」と述べた。

斎藤知事には自民党兵庫県連会長の末松信介参院議員が14日、事実上辞職を求める発言をしたほか、辞職を進言してきた片山安孝副知事が引責辞任を表明した。

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