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木ノ下歌舞伎「三人吉三廓初買」の制作発表会見 5時間の舞台で9年ぶりに再演

日刊スポーツ 2024年7月16日 13時45分

木ノ下歌舞伎「三人吉三廓初買(さんにんきちさ くるわのはつがい)」の制作発表会見が16日、東京・豊島区の東京芸術劇場で行われた。

もともとは幕末の動乱期に執筆・初演された作品。それを監修・補綴(ほてつ)を担当した木ノ下裕一さんが主宰する「木ノ下歌舞伎」として14年に初演し、翌年に再演。高い評価を得た。

9年ぶりの再演となる今回は、田中俊介、須賀健太、矢部昌暉が同じ「吉三郎」という名前を持つ若者を演じ、この3人を中心に物語が展開する。上演時間は約5時間。

田中は「僧侶上がりの盗賊の役です。間もなく稽古が始まりますが、温かいけいこ場にしたい。助け合いながら5時間の舞台を頑張りたい」。

須賀は「武家上がりの盗賊役です。どことなく品があるというか、育ちみたいなものを感じられるようにしたい。今年30歳になるので、成長しないとというタイミングでいただいたピッタリの作品だと思う」と意気込みを語った。

矢部は体調不良で欠席。川平慈英、藤野涼子、眞島秀和、緒川たまきも参加した。

9月15~29日まで同劇場プレイハウスで上演する。

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