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安倍晋三元首相の「声が聞こえた」トランプ氏の銃撃後に投稿拡散も…発信元?は「ジョーク」示唆

日刊スポーツ 2024年7月16日 14時42分

13日に暗殺未遂事件に遭った米国のトランプ前大統領が、銃撃されたタイミングで、親交のあった安倍晋三元首相を念頭に「旧友の声が聞こえたような気がした」などと語ったとされる投稿が、15日までに拡散された。一方、発信元とみられる米国の投稿者は、その後「ジョーク」であったことを示唆している。

SNS上では銃撃事件直後から、安倍氏の画像を用いながら「Mr.President why did you suddenly turn your head” Well…for a moment I thought I heard the voice of an old friend…」(大統領、なぜ突然頭を動かしたのか?「その時、古い友人の声がした気がしたから」)という、トランプ氏が安倍氏について発言したことをにおわせた投稿が拡散された。投稿は日本国内でも広がった。一方、発信者とみられる人物はその後「みんな、私のジョークを真剣にとらえている」との趣旨の投稿をしている。

主要海外メディアやトランプ氏のSNSなどでは、16日までに当該発言は発信されていない。米保守系メディアのワシントン・エグザミナーは、トランプ氏が銃撃された時、統計資料の映るスクリーンを見るため頭を右側に少し動かした結果、銃弾が頭蓋骨をずれ、耳元をかすめたと指摘。事件後のトランプ氏の発言として「信じられないのは、ちょうど良い具合に右を向いた。そうでなければ、私はここにいなかった」と伝えたが、安倍氏については触れられていなかった。

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