Infoseek 楽天

【王位戦】実は初挑戦の王位戦 渡辺明九段、藤井王位と第2局 タイトル戦は昨年名人戦以来

日刊スポーツ 2024年7月17日 9時37分

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=21)が渡辺明九段(40)に先勝した、将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負第2局が17日午前9時からの2日制で、北海道函館市「湯元 啄木亭」で始まった。先手後手は事前に決まっており、今局は渡辺が先手。藤井が後手。

立会人の森内俊之九段(53)が対局開始を告げると、開始前にじっと目をつぶって瞑想(めいそう)していた渡辺が飛車先の歩を突いた。対する藤井はいつものようにお茶を一服口に含む「初手お茶」の後、やはり飛車先の歩を突いた。

竜王11期、名人3期、王座と棋聖各1期、棋王10期、王将5期とタイトル獲得計31期。タイトル戦には45回も登場している渡辺だが、王位戦は初登場。挑戦者決定リーグ紅組では羽生善治九段に敗れたものの、飯島栄治八段、西川和宏六段、森内九段、木村一基九段に勝ち、4勝1敗で成績最上位者として挑戦者決定戦に進出した。

白組で4勝1敗(豊島将之九段に負けたが、石井健太■(■は郎の旧字体)七段、前期挑戦者の佐々木大地七段、佐藤天彦九段、藤本渚五段に勝ち)の斎藤慎太郎八段との挑決に勝ち、藤井王位への挑戦権を得た。両者のタイトル戦での激突は昨年の名人戦以来、1年ぶりとなる。

この記事の関連ニュース