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野口健氏、死者続出の富士山は「このままでは『死の山』になる、注意喚起だけではもはや限界」

日刊スポーツ 2024年7月17日 17時40分

アルピニストの野口健氏(50)が17日、X(旧ツイッター)を更新。山開きした富士登山で死者が出ていることに触れ「注意喚起だけではもはや限界」と訴えた。

「富士山はカオス状態」とした上で「係員(山梨県スタッフ)の必死の説得も一部の観光客(もはや登山客とは呼べない)が耳を貸さず登山を強行してしまえば止める事ができない。山開きしたばかりの富士山で5人が犠牲に。このままでは富士山は『死の山』になる。注意喚起だけではもはや限界」と訴えた。

そして「日帰りの登山者には午前中にスタートしてもらった方がいい。僕は富士山に登る時は日帰りが多いですが、午前5時過ぎにスタートし、昼前に登頂。そして夕方には五合目に下山する。日の出から登り遅くとも日没までには下山をすると」と提案。さらに「特に山登りの経験が少ない方はそれを徹底した方がいい。その為にも登山道の利用可能時間の設定は変更すべき」と続けた。

最後に「人命が関わる以上、直ぐにやってほしいが、しかし、現実問題、それが難しいのならば、来年に向けて今から議論してもらいたい」と締めくくった。

野口氏の投稿に対し「私も野口さんのお考えに賛成です。もはや、世界遺産と登録されていますから、国に動いてもらう話だと思います。そうなるべき、様々な形で行動される事を応援します」「登山というと、日の出少し前の薄明時に登り始め、少なくとも日没前には下山、泊まる場合は宿泊する山小屋等に到着する様に計画するものと思っています。山の天気は変わりやすいですから森が無くても濃霧とかになったら右も左もわからなくなります。真夏でも夜になったら凍えるほど寒いですからね」「特に見られるのが多いのはコンビニで買ったレインコートは登山には向いていません。きちんとした服装と雨具、万一のためにビバークするコンパクトなアルミシートをしっかり用意して登山して欲しいですね。自分のゴミ袋はちゃんと持って帰って欲しい。山小屋は宿泊所ではないです。避難所と同じです」などと書き込まれていた。

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