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尾崎世界観、2度目のノミネートも芥川賞逃す 朝日奈秋さん、松永K三蔵さんがダブル受賞

日刊スポーツ 2024年7月17日 18時24分

日本文学振興会主催の第171回芥川賞・直木賞の選考会が17日、都内で行われ、芥川賞には朝日奈秋さんの「サンショウウオの四十九日」(新潮社)、松永K三蔵さんの「バリ山行」(講談社)のダブル受賞が発表された。「転の声」が候補だったクリープハイプのボーカル、ギターの尾崎世界観(39)は、2度目のノミネートも受賞には届かなかった。

芥川賞・直木賞それぞれ5作ずつノミネートされており、芥川賞候補は尾崎、朝日さん、松永さんのほか、坂崎かおるさんの「海岸通り」、向坂くじらさんの「いなくなくならなくならないで」が選ばれていた。

直木賞候補には青崎有吾さんの「地雷グリコ」、麻布競馬場さんの「令和元年の人生ゲーム」、一穂ミチさんの「ツミデミック」、岩井圭也さんの「われは熊楠」、柚木麻子さんの「あいにくあんたのためじゃない」が選ばれた。

尾崎はクリープハイプを01年に結成後、活動の傍ら16年に初小説「祐介」を書き下ろしで刊行してデビュー。以降はほぼ毎年作品を執筆し、2021年に単行本を出した「母影」は第164回芥川賞候補にもなった。今回が2度目のノミネートだった。

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