俳優青木崇高（44）が19日、都内で、アニメ映画「化け猫あんずちゃん」（久野遙子＆山下敦弘監督）公開初日舞台あいさつに出席した。
同作は漫画家いましろたかしさんの同名コミックを、日仏合作で映画化。アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門に出品。また、第77回カンヌ国際映画際「監督週間」でも正式上映された。化け猫として人間社会に溶け込んだあんずちゃんの日常を描いており、あんずちゃんは森山未来（39）が演じている。
同作は実写映像からアニメーション化する「ロトスコープ」という手法を採用。黄色いTシャツと黄色のパンツに猫耳で撮影する森山を「あいつ、相変わらずふざけてるなと思った」と青木。「全然知らなかったので、アニメだから手を抜いていると思っていた」とし、「彼は彼で汗だくになりながら一生懸命やっていたというのが、後になって分かった」と話した。
この日、両監督、五藤希愛（13）市川実和子（48）も登壇。市川も「自分がアニメになっているのが、本当に不思議」とし、「そんな心の底から驚いた作品を皆さんに見ていただいて、すごく不思議な気持ちなんです」ときつねにつままれたように話した。