Infoseek 楽天

高橋和也「日本で披露する機会がなかなかなかった」30年前の米国生活で磨いた英語での演技に喜び

日刊スポーツ 2024年7月20日 13時27分

高橋和也(55)が19日、東京・新宿武蔵野館で行われた中国映画「怨泊 ONPAKU」(藤井秀剛監督)初日舞台あいさつで、最初の撮影から3年後に追加撮影がなされたと明かした。

「自分が老けているんで、3年前の自分とつながるのかな? という思いがあった」と、1本の作品として成立するか不安があったと吐露。一方で、30年前に米国で生活し、映画にも出て磨きながら、日本の作品では披露する機会がなかった、英語での演技ができた作品の公開を喜んだ。

高橋は「最初に撮ったのが18年…大分、昔で。その後、追加撮影として21年に再び、始まって…つながるのかな? 3年たっていたんですよ」と撮影を振り返った。藤井秀剛監督(49)から「4年くらい、たっていませんですか? 全く変わらない」と太鼓判を押されると「監督の演出のおかげ」と感謝。同監督は「普通の方だったら、このスパンだと変わってしまうんですけど、白川さんを含め、見た目が変わらない。僕だけ、年を取っていく」と、白川和子(76)をはじめ若々しい俳優陣をたたえた。

「怨泊 ONPAKU」は、11年の米映画「コンテイジョン」などハリウッド映画にも出演経験がある、香港の俳優・歌手のジョシー・ホー(49)が、藤井監督とタッグを組んで製作。インバウンドでにぎわう都市TOKYOを舞台に、ホー演じる香港で不動産関係のCEOとして働くサラが、古びた一軒家の民泊に宿泊することになってしまったことから起こる恐怖、そして怨念と因縁が絡み合い、そこから逃げることができなくなってしまう物語。高橋は劇中で、警察官の小山田を演じた。

高橋は、24歳で男闘呼組を終えた後、米国で生活し、映画に出演などして磨いた英語を駆使した芝居を、ホーと交わせたことも喜んだ。「もう、今から30年くらい前、米国でずっと暮らしていて米国の映画に出ていたりしていたことがあった。その時に、ちょっと英語を覚えたけれど、日本で披露する機会が、なかなかなかった。ジョシーさんと、せりふのやりとりができたのは、僕にとってはうれしかった」と笑みを浮かべた。藤井監督も「高橋さんが英語でお芝居するのが、うれしかった。感無量」と満面の笑みを浮かべた。

◆「怨泊 ONPAKU」 香港で不動産関係のCEOとして働くサラ(ジョシー・ホー)は、恋人と別れた後、休日を兼ね東京で不動産開発用の土地を購入する計画を立て来日。不動産業者の担当は、しばらく会っていなかった弟のショーン(ローレンス・チョウ)で、手配したホテルは手違いで予約されていなかった。サラは老婦人の絹代(白川和子)が民泊として経営する古びた家に泊まったが、不気味な部屋の中で女を痛めつける男の不気味な光景を目にする。現実だと証明するため、畳をはがすと床下には白骨が…。警察の生活安全課の小山田(高橋和也)は鑑識医の妹・真由美(黒川智花)から骨に何者かの指紋が付いていることを聞き、独自に調べ始める。指紋は雑誌記者の金村のもので、骨は猿のものだったが大量の寄生虫が発見された。上司の杉崎(菅原大吉)から一連の件を刑事課に回せと言われるものの無視して調べていく。

この記事の関連ニュース