女優かたせ梨乃（67）が、20日放送のカンテレ「おかべろ」（土曜午後2時28分＝関西地区）に出演。かつて結婚を考えた相手がいたことを明かした。
かたせは、モデルなどを経て、29歳の時に映画「極道の妻たち」シリーズで大ブレーク。それまでは自ら「女優」を名乗ることに抵抗があったというが、同作に出演して知名度が上がったことで、「すごくうれしかった。映画の公開が終わった後に、海外に行くのに入国カード（の職業欄）に『女優だあ～！』って思って書いた」と笑顔で振り返る。
女優としての転機となった同作について、改めて「ターニングポイントですね。きっと、この役に出合ってなかったら私、女優してなかったと思う」と思い入れの深さをうかがわせた。
この当時、プライベートでは「ボーイフレンドとかはいた」ものの、「役って『はい、お疲れさま』ってお家に帰ったらそのまま終わりじゃない。『あそこ、どうしよう』とか『あそこはよかったな』とか思い起こしたりして。誰かと出かけていても、芝居している時の世界にワープしちゃったりして、彼がいるのを忘れちゃう」と、つい演技の世界に没頭してしまうことを打ち明けた。
そのため、「結婚にもいい、仕事にもいい時期がちょうど重なっちゃったから、それで結婚しなかった」と独身を選んだことを語った。
ちなみに、かたせはひとりっ子だが、両親からも「結婚しなくていいよ」と言われていたそうで、「60（歳）過ぎてから『結婚しなくて大丈夫？』とかって（言われて）、『えーっ、今ごろ～？』って…」と苦笑していた。