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サンモニ浜田敬子氏「共和党はトランプの党になってしまった」米大統領選の「絶望的な状況」指摘

日刊スポーツ 2024年7月21日 9時43分

元AERA編集長でジャーナリストの浜田敬子氏が、21日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演し、暗殺未遂事件に遭いながらも、米・共和党の大統領候補に正式指名されたトランプ前大統領(78)をめぐる動向について私見を語った。

番組では、事件後にトランプ氏が、大統領選の勝敗を分ける「さび付いた工業地帯(ラストベルト)」のウィスコンシン州で行われた党大会で団結を呼びかける演説をしたことや、その近隣のオハイオ州出身のバンス上院議員(39)を副大統領候補に選んだこと、また健康不安のある民主党バイデン大統領(81)に対して、党内で選挙戦撤退の圧力が強まっていることなどを伝えた。

浜田氏はこれらの点を受け「私たちは、トランプ氏は非常に特殊で過激な政治家で、『彼が大統領になっている間は、まあ、いろいろ仕方ないよね』って、そんな感じで見ていたと思うのが、完全に共和党はトランプの党になってしまって、アメリカの友人に聞くと、『仮にトランプが当選したら、4年間はもう仕方ない。次にかけるんだ』ということも言うんですけれども、その4年で終わらない可能性が出て来たなと思います」と指摘。「それはやっぱり、副大統領候補のバンス氏を指名したということで、やっぱりネクストトランプという世代が出てきてしまって、自国第一主義であったり、排他的であったり、労働者の味方と言いながら大企業や富裕層を優遇するというような、こういった政権がもしかしたら当分続く可能性がある、ということが、今回の党大会で非常に感じたことです」と語った。

またバイデン陣営に対しては「これに対して、民主党も何も手を打てなかった」と断言。「高齢問題もそうですし、アメリカの怒りとか悲しみを持った人達に対しての、訴求できる政策を持っていないというのが、非常にちょっと、絶望的な状況かな、とは思います」と持論を展開した。

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