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【王座戦挑戦者決定戦】タイトル獲得通算100期を目指す羽生九段か リベンジ狙う永瀬九段か

日刊スポーツ 2024年7月22日 9時18分

藤井聡太王座(竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖=22)への挑戦権を争う、将棋の第72期王座戦挑戦者決定戦(主催=日本経済新聞社、日本将棋連盟)、羽生善治九段(53)対永瀬拓矢九段(31)戦が22日午前9時、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。先手後手を決める振り駒は歩が3枚出て、羽生が先手、永瀬が後手となった。

定刻になり、対局開始が告げられると、羽生は呼吸を整えて先手7六歩、永瀬後手3四歩と、お互いに角道を開けてスタートした。

羽生が勝てば、一昨年の王将戦以来の黄金カードが実現する。この時は2勝4敗で藤井が王将初防衛を果たした。現在、タイトル獲得獲得通算99期(竜王7、名人9、王位18、王座24、棋王13、王将12、棋聖16)を保持している。前人未到の通算100期を「将棋界の令和の怪物」から獲得できれば、また新たな歴史を作る。

永瀬が勝てば昨年のリベンジマッチとなる。これまで王座を連続4期保持していた永瀬は、5連覇を目指して自身初の永世称号となる「名誉王座」を目指していたが、前期1勝3敗で藤井に敗れた。勝った藤井は昨年10月11日に8冠全制覇を果たし、今年6月20日に叡王を失うまで254日、8冠を保持していた。藤井とは2年前の棋聖戦、昨年の王座戦に次いでの頂上対決になる。

持ち時間は各5時間。昼食休憩、夕食休憩を挟み、22日夜には決着の見込み。

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