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兵庫県知事は「謙虚さ足りなかった」と元鳥取県知事が即答 パワハラ疑惑は「本当であれば問題」

日刊スポーツ 2024年7月22日 17時37分

元鳥取県知事の片山善博氏が22日、日本テレビ系「ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に出演。パワハラ疑惑や“おねだり”疑惑などを告発されている兵庫県の斎藤元彦知事について言及した。

斎藤氏をめぐっては、同氏のパワハラ疑惑や“おねだり”疑惑などを告発する文書を配布し、懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が7日、死亡しているのが見つかった。19日に開かれた県議会の調査特別委員会(百条委員会)では、証人として出席する予定だった元県民局長が書き残した陳述書やおねだり疑惑を示す斎藤氏の音声データなどが公開された。

3月12日に元幹部職員が「告発文」を報道機関などに送付、同月27日には同職員の定年退職を取り消し、役職を解任していた事について、片山氏は「事実が含まれているか、事実無根か確かめてから処分すべきだった」と指摘した。

続けて「内部調査を部下にやらせるのは外から見ると、自分についてまずいことを言われたので、処分してなかったことにしてしまおうという疑惑があっても仕方ない。知事には謙虚さが足りなかったのでは」と私見を述べた。

調査に関して「公平に調査と言っても、人事課は知事の顔色をうかがってしまうので、部下にやらせるべきではない」とした上で「第三者、客観性のある人、忖度(そんたく)しない人を中心に調査してもらうことが必要だった」と話した。

コメンテーターの梅沢富美男も「3月の時点で、うそか事実かまだ決定していないのに、なぜ定年退職取り消しを行う必要があったのかがわからない」などと展開した。

また、パワハラ疑惑に関しても片山氏は「これが本当であれば知事に問題がある」と即答。「知事をしていると、良かれと思って職員がいろんな事をしてくれるが、現地で段取りが違う事はよくあること。毎度怒鳴り散らしたりすると、職員は萎縮してしまうので、おうよう態度が必要だと思う」とコメントした。

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