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蓮舫氏に心境の変化?「ばかみたいだね…私には発見」都知事選後、盟友に学んだ人生論とは

日刊スポーツ 2024年7月24日 7時0分

東京都知事選に出馬した蓮舫前参院議員(56)は23日夜、自身のインスタグラムでライブ配信を行い、盟友関係にある立憲民主党の辻元清美参院議員(64)との会話を引き合いに「だれかに頼ることはありなんだということに気付いた。今まであまり考えたことはなかった」と、落選後の心境の変化を口にした。

都知事選後、今月13日以来、2度目のライブ配信となった蓮舫氏は、真っ赤なTシャツ姿で約30分間、前回と同様に長男との対談形式で、近況や時事問題などさまざまな話題について語った。

近況について口にする中で、「辻元さんが電話をしてきて。『蓮ちゃん、何してる?』って」と、辻元氏から連絡があったことを明かした。辻元氏は衆院議員だった2002年、秘書給与をめぐる問題で議員辞職に追い込まれたが、辻元氏からその時の経験について聞かされたという。

「秘書給与のことでいろいろあった時に代議士を辞職して、その直後に瀬戸内寂聴さんから『寺に来い』と電話が来たと。すがるように寺に行って、寺で暮らしたらすごく救われた、みたいなことを言っていた」と、どん底の時期に瀬戸内寂聴さんのサポートを受けたという辻元氏との会話の一端を明かした。

蓮舫氏は「あ、だれかに頼るってありなんだということに、初めて気付いた。あまり考えたことがなかったんだよね」と述べ、「みなさんはだれに頼る?」と、ユーザーに問いかける場面も。「頼っていいと思う自分に気付いたのは、結構な成長。弱音をはいていいんだというのも、結構な成長で、強くなくていいんだというのも結構、(最近)気付いた感じでした」と、心境の変化について語った。

蓮舫氏は国会議員時代の追及姿勢もあって、どこまでも強いキャラクターとみられてきた。この日のライブ配信では「そう考えると、7月7日(の投開票)が終わってから、インスタでみなさんにいただく声もありがたいんだけど、『ごはん食べよう』と言ってきた人たちは心から温かくて。そうか、頼れるんだということがうれしかった」と、人とのつながりの大切さについて口にした。

「1人でこもる方もいるかもしれないが、負の思考というか、自分が弱くて引き算になってしまうことがある。人と話すというのは大事」とも語り「当たり前のことがすごく貴重に思えたのが、私にとっては発見だった。ばかみたいだね、いまさら。今、気付いているんですよ、そんなことに」と、自嘲気味に語った。

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