米歌手ビヨンセ(42)が、米大統領選の民主党候補に指名される見通しとなったハリス副大統領に、自身の楽曲「フリーダム」の使用を許可したと米CNNが報じた。
デラウェア州ウィルミントンにある民主党の選挙本部で22日に行われたバイデン米大統領が選挙戦から撤退することを発表して以降初となる集会で、ハリス氏は同曲が流れる中登場していた。
CNNによると、ビヨンセは集会が始まる数時間前に楽曲の使用を承認したという。ビヨンセは現時点で、ハリス氏への支持は表明していないが、楽曲使用を認めたことで支持を示唆したと伝えられている。一方、ビヨンセの母ティナ・ノウルズさんは21日、ハリス氏を支持することをインスタグラムで表明している。
同曲は、2016年にリリースしたアルバム「レモネード」に収録されており、2020年に黒人のジョージ・フロイドさんが白人警察官によって殺害された事件を発端に広がった抗議デモのテーマ曲にもなっている。
ビヨンセは4年前の大統領選では、「投票しました」と書かれたステッカーとバイデン大統領とハリス副大統領のフェイスマスクをする写真をSNSに投稿し、民主党に投票したことを公表していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)