お笑いコンビ、きしたかの高野正成（35）が24日放送のTBS系バラエティー番組「水曜日のダウンタウン」（午後10時）にVTR出演。楽屋泥棒「逆ドッキリ」を通じて後輩のことを思って号泣した姿がネットで話題に。X（旧ツイッター）では「高野さん」がトレンド入りを果たした。
「ドッキリの仕掛け人 モニタリング中ターゲットのエグい秘密知っちゃっても一旦は見て見ぬフリをする説」の検証で、高野が逆ドッキリを仕掛けられる役で登場。事務所の後輩で、普段から面倒を見ているガクヅケ木田が楽屋泥棒を行い、高野が逆ドッキリでモニタリングするという企画だった。
誰もいない楽屋に木田が現れ、共演者の芸人のかばんをあさって、次々と財布からお金を盗んでいく。それをモニタリングしていた高野は後輩の未来を案じて突然号泣。悔しがる。
その後、楽屋では、金が盗まれた気付いた芸人たちの総意として、モニター映像をチェックして犯人捜しをすることになった。
ザワつく楽屋に移動した高野はすかさず木田に「お前から言え」と自白を促すも、木田は聞き入れない。VTRを確認していく中で、木田の“盗み”が発覚していまう。その怒りで気が狂った木田が暴発したタイミングでネタばらしとなった。
感情がグチャグチャの高野は「ちょっと待って…」と硬直。「盗ってないの？ 盗ってないんだ。コイツはくそだけど、こんなことはしないと思ったんですよ」と安堵（あんど）の表情を浮かべ、さめざめと泣いた。
高野が「水ダウ」出演を告知するX投稿には、視聴者からさまざまなコメントが寄せられていた。「水曜日のダウンタウンで初めて泣きました……きしたかの高野さんの優しさに感動しました。涙止まらなかった。高野さんの人間味があったかい。優しい。もっと好きになってしまった」「水曜日のダウンタウン…！ 泣けた 自分が悪いことをしたときに、あんなに本気でたたいてくれる人が先輩にいてくれるのは財産だと思う まだ見てない人はぜひに…！」「めちゃくちゃもらい泣きしました YouTubeチャンネルで見られる人の良さが地上波でも見られて良かったです たかのさんを怒らせたいの脱出ゲームの回めっちゃ面白いんで皆見てほしい」などと書き込まれていた。
高野は剣道でやっており、国学院久我山高時代には東京都団体戦で優勝し全国大会へ進出。進学した日大でも剣道を続けた熱血漢。中学校の同級生、岸大将（34）とともに12年5月1日に「きしたかの」を結成。昨年の「M－1グランプリ」は準決勝敗退で、敗者復活戦に回った。