プロゴルファーでゴルフ漫画「風の大地」などの漫画原作者でもある坂田信弘(さかた・のぶひろ)さんが22日、死去した。76歳。同作を連載していた小学館「ビッグコミックオリジナル」編集部の公式X(旧ツイッター)で25日、報告され、追悼のメッセージも記された。
同編集部は「『風の大地』の最終章も全英オープンであり、旅立たれた日も今年の全英オープンが閉幕した時でした」と報告。「風の大地に生きる御方でした」と人柄をしのんだ。
坂田さんは、プロゴルファー活動のかたわら、執筆活動を開始。90年に、かざま鋭二氏の作画による「風の大地」の連載をスタートした。素人からプロゴルファーへのサクセスストーリーを描いた、プロゴルファー原作の異色作として人気を集め、2022年にかざま氏が病気療養の後に亡くなるまで約32年にわたって連載された。ほか、陸上ランナーの成長物語である「奈緒子」なども執筆している。
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▼以下発表文
【訃報】坂田信弘氏ご逝去
漫画原作者の坂田信弘先生が、76歳にて永眠されました。
作家の坂田信弘(さかたのぶひろ)先生が、2024年7月22日に永眠されました。76歳でした。なお、ご葬儀は親族のみで執り行われました。「ビッグコミックオリジナル」で「風の大地」、「週刊ビッグコミックスピリッツ」で『奈緒子』、「週刊少年サンデー」で「DAN DOH!」などをご執筆いただきました。『風の大地』の最終章も全英オープンであり、旅立たれた日も今年の全英オープンが閉幕した時でした。風の大地に生きる御方でした。先生の真摯な生涯を誇りとし、生前のご功績に対する心からの敬意とともに、謹んで哀悼の意を表します。
ビッグコミックオリジナル編集部