バスケットボールをこよなく愛し、豊富な知識の持ち主で知られる俳優満島真之介（35）は26日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜午前8時）に生出演し、パリ五輪に出場する男子日本代表について、詳しすぎる知識を惜しみなく披露する「情熱解説」を展開した。
満島の「バスケ情熱解説」は昨年9月以来。1976年以来、48年ぶりに自力での五輪出場を勝ち取った男子代表について、満島はこの日も、専門家顔負けの分析と解説を行った。
今回、男子日本代表で注目する選手は、ジェイコブス晶（20＝ハワイ大）だと述べた。神奈川出身で身長203センチ、ドレッドヘアがトレードマークであることが紹介されると、満島は「親善試合で、急にドレッドヘアのジェイコブス選手が来て、みんな『だれ？』となったと思う」と紹介。「最初に練習に来て最後までいる」が座右の銘だというジェイコブスについて「見た目は、いつでもラップをするようなふうに、センスだけでやっているように見えますが、選手たちも言っているんですが、朝、前日にすごいキツい練習をやって、みんな疲れが抜けないまま体育館に行くと、もうジェイコブス選手が練習をしていて、みんなが帰るときもずっとシュートをしている。二十歳ですよ、二十歳」と、練習に真摯（しんし）に向き合う一面を力説。ジェイコブスが昨年のU19のW杯で日本が8位に入った際、最多得点で「世界の若手の7人」で選出されたことにも触れた。
「その後もW杯のメンバーに入るかと思われたんですが、日本代表のA代表は今は厳しい。そこで選ばれないくやしさもあって練習を頑張って、頑張って、ついに選ばれました」と感極まった様子で語った。
これには、番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一も「これで（初戦の）明日、スリーポイント見たら泣きますよ。やったぜ、ジェイコブスって」と応じた。
満島は、ほかの代表選手と比べるとジェイコブスはまだ研究されていない側面があるとして「急に出てきた。U19では活躍しているが、まさかA代表で来るとは思っていない。（他国の代表チームは）みんな混乱すると思う」と指摘。ジェイコブスがコロナ禍の影響で米国から帰国し、Bリーグ横浜BCのユースチームに入ったことをきっかけに活躍を始めたとして「ユースから初めてA代表に入ったのが彼。いまのバスケファンからしても、彼はこれから10年、20年、日本代表を引っ張る存在になると思う。本当に注目です」と、ジェイコブス愛を語り続けた。