ロックバンド「銀杏BOYZ」が、8月5日に東京オペラシティ・コンサートホールで開催される音楽イベント「LTW festival」への出演辞退を発表した。
同イベントは、英国の老舗音楽専門誌「Louder Than Warマガジン」が主催。公演に加え、アーティストたちによる英国のアビーロードスタジオでのレコーディングセッションも行われる予定だ。しかし銀杏BOYZは26日、「LTW festival」への出演辞退を公式サイトなどで発表した。8月17日に行われるアビーロードスタジオでのセッション収録も辞退するという。
「銀杏BOYZメンバー・スタッフ一同」という署名のもと、一連の経緯も説明している。当初から「仲介者」を名乗る人物を通じてしか連絡・協議ができない状況だったとして、「公演に向けた連絡、協議が円滑に進まなかったためイベント主催者、ライブ制作担当者との打ち合わせを何度も打診してきましたが、それらの要望に対して適切な対応がなされることはありませんでした」と運営側とのやりとり不足を明かした。「公演まで2週間を切った時点で、公演に関する具体的な詳細を知らされていないばかりか、各セクションの担当すら不明のままという現状を鑑み、メンバー・スタッフと協議を重ねた結果、このような状況下で出演することは不可能と判断せざるを得ませんでした」と一連のトラブルについて報告している。
チケットの払い戻しについては、「弁護士を通じてイベント主催者に確認の上、誠意ある対応を促して参りますので、ご案内をお待ちください」とのこと。「今回のイベントを楽しみにしてくださっていたファンの皆様、並びに関係者の皆様には多大なご迷惑とご心配をお掛けしますことを心からお詫び申し上げます」とファンや関係者に謝罪した。
なお、シンガー・ソングライター斉藤和義（58）も25日、8月2日に東京オペラシティで開催される「LTW festival斉藤和義Magical mystery sessions with VERY SPECIAL GUEST Master of Ceremony：大森南朋」への出演キャンセルを発表したばかり。「主催者側との契約条件が折り合わないこと、公演の準備も十分に進められないことから開催は不可能と判断」としていた。