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立川志らく「きっかけあれば花開く」 破門、降格、ペナルティー総なめの新真打らく兵に期待

日刊スポーツ 2024年7月27日 12時49分

落語家立川志らく(60)の弟子立川らく兵(47)が27日、都内で、真打ち昇進披露会見を行った。

5月に昇進し数カ月がたったが、らく兵は「うれしいという気持ちですが、慣れるのに4~5年くらいかかりそうです」と笑い、「(師匠からは)とにかく売れなさいと言われている。自分で道を切り開いていきなさい、と言われている」と話した。

志らくは「しくじりの多い弟子で、破門、亭号剥奪、降格…すべてのペナルティーを受けた唯一の弟子です。私と同じで社会不適合者ですが、落語家としてはプラスにできるものを持っている」と紹介すると、らく兵も「私ほどペナルティーを受けた弟子はいません。落語界で賞を取っていませんが、ペナルティーを総なめしました」と話した。

しくじりの原因である酒をやめて5年以上たっているという。らく兵は「心身ともに軽くなり、芸に打ち込めている」と言い、今後は「シネマ落語も追いかけていきたいし、古典も一生懸命やりたい」と語った。

志らくは「落語はオーソドックスにもできるが、立川談志、志らくの影響も受けて、演出を変えようとしている。そこに技術がついてきていないので、まだ花開かない。ただ誰よりも人生経験を積んでいますので、きっかけがあったららく兵落語が浸透する」と期待した。

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