日本バレーボール協会の川合俊一会長（61）が27日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」（土曜午前11時55分）に出演。パリ五輪でのメダル獲得の期待もかかるバレーボール日本代表について語った。
現在の日本代表は「歴史上一番強いと思います」と太鼓判を押した川合会長。躍進の秘密について聞かれると、「勝手に変わっていったというか…。僕が変えたわけじゃない。今の中心選手って、学生とか若い時に海外のリーグに行ってたんですよ」と話した。
早くから他国の選手の高さなどに慣れることによって、構えることなく戦うことができることなどを説明した。
そんな中で、自身が手がけた改革について「ひとつ（自分が）会長になってやったのは、遠くへの（遠征時の）行きは全部ビジネス（クラス）にした」と明かした。
かつて、選手の移動はエコノミークラスで、「着いたらもう2、3日動けないんですよ」と苦労したことを振り返り、「会長になったら、変えようと」と決意したという。
ただ、交通費がかさむため「その代わり赤字になりますよ。もうちょっとスポンサーを取って来なきゃいけない」と語った。
日本代表男子といえば、女性ファンからの人気も高く注目を集めている。川合会長は現役時代、自身もアイドル的人気を誇っていただけに、MCの今田耕司（58）が「選手の息抜きとか、アドバイスできるんじゃないですか？」と質問。
川合会長は「『いい成績を取った後は、私生活に気を付けろ』と。絶対（週刊誌の記者に）張られるから」と具体的なアドバイスをしていることも語った。
「男子とはLINEを交換してるから、遊びに行きそうなの（選手）にすぐLINEして、『絶対2、3誌張ってるぞ、絶対出るな』と…」
これには、今田も「会長自らが『おい、しばらく動くなよ』って…説得力があるわ」と笑い、「（バレーボール界が）変わったね、いい意味で。それが強さの秘密になっているのかも」と納得した。
今回のパリ五輪では、男女ともにメダルの期待がかかっており、ポイントになる試合ついて、川合会長は「初戦です。オリンピックって嫌なムードになると、一気に勝てないってなる」と指摘した。
メダル予想については、男子は「金」、女子は「金〇」と記し、「男子は金を取れる可能性が高い。女子は、この間のネーションズリーグも、調子に乗るとドドドッと決勝まで行ってますから、ワンチャンスあったら金。世界ランキング的に言うと、もしかしたら、この（金へんの）横に文字が付け足されるかも…。メダルは全然狙えます」と話していた。