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AKB48海外姉妹グループKLP48お披露目 STU48から移籍の甲斐心愛「成長した姿を」

日刊スポーツ 2024年7月27日 18時24分

AKB48の海外姉妹グループとなるマレーシア・クアラルンプール拠点のKLP48が27日、現地で行われた記者会見でお披露目された。

今春から現地でオーディションを開始し、9人が合格。AKB48から移籍の行天優莉奈(25)黒須遥香(23)山根涼羽(23)、STU48から移籍の甲斐心愛(20)の4人を加えた13人でスタートを切る。会見後に、甲斐らがオンラインで日刊スポーツの取材に応じ、意気込みを語った。

AKB48海外姉妹グループでは節目の10グループ目としてKLP48が誕生した。8月18日にZeppクアラルンプールで初公演を行うことも発表。STU48から唯一の移籍となった甲斐は「すごく緊張しましたけど、スタートラインに立てました。メンバーとはレッスンの時以外も一緒にショッピングモールやナイトマーケットに行ったり本当に仲が良いです。日本人メンバーも多いですし、私も足を引っ張らないように頑張ります」と意気込んだ。

日本人メンバーは3月にそれぞれ移籍を発表。甲斐は6月末から現地入りして準備を進めてきた。STU48では約7年間活動。もともと海外での活動に興味があり、20歳の節目を機に決断した。「自分の将来を考えるタイミングでKLP48誕生を知って、運命を感じて勢いでここまできました。新しい仲間と出会い、言葉の壁などにぶつかることもありますが、AKB48とSTU48でもやり方に違う部分があったり、いろいろと学ぶことも多くて楽しく過ごしています」と話した。

グループには日本人、マレーシア人のほか、ジャカルタのJKT48としての活動経験もあるインドネシア人のデヴィ(23)、そして香港出身のメンバーもいる。甲斐は「STU48のメンバーは私がSNSを更新するたびに生活を気にかけてくれています。今は世界中どこにいてもソーシャルメディアでつながれる時代なので、つながりは強く感じています」と話す。KLP48としての日本凱旋(がいせん)も目標のひとつで「いつか日本でライブする時がきたら、マレー語や英語も話して、ちゃんと成長している姿をみせたいですね」と笑顔で語った。

会見ではメンバーお披露目のほか、AKB48のデビュー曲「会いたかった」も披露した。センターに立ったのはマレーシア出身の17歳、サルワ。「プレッシャーを感じていましたし、とても緊張していましたけど、パフォーマンスできてうれしかったです」と初ステージを振り返った。幼少期からAKB48の大ファンで、KLP48のオーディション開催を知り、応募。「マレーシアはアイドル文化がまだまだ定着していません。これからもっと努力してマレーシアのファンを獲得していかないといけないです。マレーシアにアイドル文化を浸透させて、KLP48をアジアや世界にも広めていけるように頑張ります」と意気込んだ。

活動経験者で唯一のインドネシア出身者となるデヴィは「自分はお姉さん的な立場なので、他の若い子にも経験を伝えていきたい。彼女たちの持っている力をより発揮させてファンの方と協働して成長していけるようにできたら」と力を込めた。

15年にJKT48に加入し、18年に卒業。その間は学業に専念していたといい「もう1度アイドルの夢を追いかけようかなと思っていた時にたまたまKLP48の募集を見つけました。23歳なのでこれが最後のチャンスと思って受けました」。クアラルンプールでは甲斐のルームメートとして共に過ごしているといい「日本人メンバーはみんな話しやすいですし、私からいろいろ質問もするし、ここちゃんからも質問されますね。お互い意見を交換して、KLP48をどう盛り上げていくかを常に話しています」と明かした。

自身2度目のお披露目を経て「とっても自信がわいてきました」とも語り「KLP48を、48グループの中での一番のグループにしたいくらいの強い気持ちがあります。日本でパフォーマンスする日もとても楽しみにしていますし、いつか東京ドームで他のグループのみなさんと共演したり、テレビのバラエティー番組に出演することも目標です」と掲げた。【松尾幸之介】

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