脳科学者の茂木健一郎氏が29日までにX（旧ツイッター）を更新。偏差値をネタにするユーチューバーを強く批判した。
龍谷大学の准教授・野呂靖氏が27日、自身のXに「先日、偏差値をネタにするユーチューバーがうちのキャンパスにきて学生いじって帰っていったらしい。10代のある時期の試験結果を後生大事に抱きしめながら歳をとっていく。それはそれで人の勝手だけど、歳とって出身大学自慢する人には『いま何してるんですか』と聞いてみたい」と投稿した。
茂木氏はXに、野呂氏のこのポストを引用し「最低最悪のユーチューバー。知性のかけらもない。日本の恥。だから日本は没落する」と強い語調で苦言を呈した。そして「龍谷大学の方々は、自分の大学に誇りを。すべての学校が、自校にプライドを、そして他校にリスペクトを。それが古来日本のこころじゃなかったかね。偏差値うんぬん言う人はその瞬間愚鈍を告白している」と続けた。
また、その後のポストでも「『偏差値』は、日本の教育観の劣悪さ、日本の遅れの象徴だと確信しています。『偏差値』を商売のネタにしている大人たちは心底から反省して欲しい」などともつづった。