Infoseek 楽天

荒木飛呂彦氏、自身初のパブリックアートに「良いことが起きますようにっていう願いで描いた」

日刊スポーツ 2024年7月29日 12時5分

「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの作者で知られる漫画家の荒木飛呂彦氏(64)が29日、大阪市のJR大阪駅で、31日に大阪駅西側エリアのイノゲート大阪にオープンするアート展示プロジェクト「WARP(ワープ)」の先行公開セレモニーに出席した。

大阪駅を訪れる人々に日常的なアート体験の場を提供することを目的に、JR西日本とクリエーティブ集団CEKAIがタッグを組んで、複数のパブリックアート作品を展示する。

そのシンボルともいえるパブリックアートの制作を依頼された荒木氏は、直径2メートルのステンドグラスを制作。JR西日本の長谷川一明社長とともに除幕を行った。

大阪駅2代目駅舎の時代から103年にわたって展示されたかつてのシンボル「噴水小僧」をテーマに制作を依頼され、「噴水小僧が今、博物館に眠っていて、それを新しい形で復活させたいとお話しをいただいて、すごくいいな、すばらしいなと。漫画家はあまりパブリックの仕事がないので貢献できなかった。本当に光栄に思う」。自身初となるパブリックアートを喜んだ。

普段は四角い原稿やキャンバスに描くことから、円形のアンティークグラスには「構図が難しかった」と苦笑したが、作品には7つのスタンドが描きこまれており、「スタンドは自然の力、見えないパワーを『ジョジョの奇妙な冒険』で絵にしている。噴水の中にも必要と思い、散らばらせてもらった」と説明。「待ち合わせの時に良いことが起きますようにっていう願いで描きました」と行き交う人々の癒やし、希望、幸運のパワースポットになることを願っていた。

この記事の関連ニュース