2016年リオデジャネイロ五輪で4つの金メダルを獲得し、前回の東京大会ではメンタルヘルスの問題で個人総合の決勝を欠場して話題を呼んだ米体操女子の女王シモーネ・バイルズ（27）が28日、予選に登場。2大会ぶりの金メダルを目指すバイルズの演技を観戦するため、会場にはハリウッドスターが集結し、スタンディングオベーションを送った。
米Usウィークリー誌によると、開会式でパフォーマンスを行ったレディー・ガガは「USA」の文字が描かれたスウェットで応援していたほか、俳優トム・クルーズやオスカー女優ジェシカ・チャステイン、歌手で女優のアリアナ・グランデら大物スターたちが集結していたという。
グランデは11月公開予定の米映画「ウィキッド」で共演する女優シンシア・エリヴォと仲良く並んで観戦。欧州で主演映画「ミッション：インポッシブル／デッドレコニング PART2」を撮影中のクルーズは、撮影を休止して連日観戦を楽しんでおり、競泳に続いて同作でメガホンを取るクリストファー・マッカリー監督と共に女子体操の会場にも姿を見せた。居合わせたファンと自撮りをするなど、会場でも大人気だった。
ほかにも、米歌手ジョン・レジェンドとモデルのクリッシー・テイゲン夫妻やニック・ジョナスらの姿も確認されている。また、NBCテレビのレポーターを務めるラップ歌手スヌープ・ドッグは、バイルズの顔がプリントされたTシャツを着て声援を送っていた。
東京五輪後にバイルズと結婚した夫で米プロフットボールリーグ（NFL）選手のジョナサン・オーウェンスは、現在米シカゴで所属するベアーズのトレーニングキャンプが行われているため、会場に姿はなかった。同誌によると、オーウェンスはインスタグラムのストーリーにNBCテレビの中継のスクリーンショットを投稿し、「レッツゴー、ベイビー」とつづって声援を送っていたという。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）