元競泳日本代表の俳優藤本隆宏（54）が29日、日刊スポーツの取材に応じ、競泳400メートル個人メドレーで銀メダル獲得した松下知之（18）をたたえた。藤本も88年ソウル五輪の200、400メートル個人メドレーに出場。92年のバルセロナ五輪では400メートル個人メドレーで日本人初のファイナリストとなっている。
藤本は松下の快挙に「信じられない」と驚き「私の初出場も同じ歳でしたが、経験するのが精いっぱいでした」と振り返った。レース展開については「計算通りだったでは」と分析。「隣のレーンに（瀬戸）大也がいたので、ペースメーカーにしていたと思う。彼の中では、大也に勝てばメダルもいけると考えていたと思う」と話した。
続けて「これから10年は第一線で活躍できるすばらしい選手が出てきて、泣いてしまいました」と明かした。【川田和博】