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【宝塚】花組美形スター聖乃あすか「お客さまに笑顔に」 笑いに涙「ほのぼの」コメディー主演作

日刊スポーツ 2024年7月30日 18時0分

宝塚歌劇団の花組主力スター聖乃あすかが30日、大阪市北区のシアター・ドラマシティで、初の東上主演作となった「ロマンチックコメディ『Liefie(リーフィー)-愛しい人-』」の初日を迎えた。

作・演出は生駒怜子氏。聖乃が演じるのは、オランダの小さな街で、新聞記者として働くダーン。「ほのぼの」。誰もが笑顔になり、世界を明るくするような「言葉」を探し求める青年ダーンを好演した。

幼なじみのミラが働くカフェへ足しげく通いつつ、心温まる連載記事を執筆する日々。その背景には、笑顔が年々消えていくミラに輝きを取り戻そうとする思いがあり、かつて巻き込まれた事件の影響を拭い去ろうと闘っていた。

笑いあり、涙あり、優男に見えて、戦いにも挑む。ヒロインのミラは、21年入団の107期生、七彩はづき。フィナーレも芝居ストーリーの延長上に用意され、和やかで麗しい展開になった。

正統派の美形スター、貴公子イメージながらも、どこかほんわかした柔和な雰囲気を醸し出す聖乃は、その持ち味を存分に発揮した。

聖乃は14年入団の100期生。今春、研11(入団11年目)に入った。トップのバトンが柚香光から永久輝せあに引き継がれた新生花組でも、大いに活躍が期待される。

3作目の主演作にして、東上作初主演となった。すでに東京公演(日本青年館ホール)を終え、劇団地元の関西で公演がスタート。シアター・ドラマシティ公演は8月1日まで、行われる。

開幕前日の29日には通し舞台稽古で最終確認。聖乃は「1回1回の公演を大切に、そして、お客さまに笑顔になっていただけますように、心を込めてお届けしてまいります」と約束して、幕開けに備えていた。

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