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赤ベンツ不倫、自民・広瀬めぐみ議員に秘書給与詐取疑い浮上で強制捜査 3月報道時は完全否定

日刊スポーツ 2024年7月30日 11時36分

関係者によると、自民党の広瀬めぐみ参院議員(58=参院岩手選挙区)の東京・永田町にある参院議員会館や盛岡市の事務所など関係先に30日、東京地検特捜部が家宅捜索に入り、強制捜査に踏み切った。

公設秘書の給与詐取をめぐる疑いだという。

広瀬氏は、弁護士を経て、2022年参院選岩手選挙区で初当選した。岩手は、立憲民主党の小沢一郎衆院議員の影響力が強い「小沢王国」と呼ばれる地域で、その牙城で小沢氏側近の現職をやぶった。自民党が参院岩手で議席を得たのは30年ぶりだった。

しかし広瀬氏は国会活動以外での行動が注目されてきた。今年3月、「週刊新潮」で、カナダ国籍男性との「赤ベンツラブホ不倫」を報じられた。広瀬氏はこの時、報道内容を「事実でございます」と認め、「私の不徳の致すところにより多くの方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまった」などと述べ、謝罪。「一生かけて夫と家族に償っていきたい」と訴えた。この時には党岩手県連副会長は辞任したが、議員辞職や離党は否定した。

一方、「週刊新潮」は同月、広瀬氏が勤務実態のない「幽霊秘書」を事務所で抱えていた疑惑があるとも報じていた。広瀬氏はこの際、自身のホームページに代理人弁護士名の抗議文を掲載。「真実に反する報道によって通知人の名誉を著しく毀損する報道」と「疑惑として報じるに値せず、また、疑惑と報じることができる合理的根拠に欠けるもの」などと強い調子で否定する内容で、「名誉毀損に基づく損害賠償請求訴訟の提起も辞さない考えである旨、あわせて申し添えます」ともしていた。

派閥パーティー裏金事件で「政治とカネ」への対応が批判され続けている自民党にとって、秘書給与をめぐる新たな疑惑が浮上。有権者のさらなる批判にさらされることになり、支持率低迷の岸田文雄首相にも厳しい視線が向けられる可能性がある。

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