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ゆず「栄光の架橋」秘話語る「タイアップめんどくさい」時期に「向き合って…全然できなくて」

日刊スポーツ 2024年7月30日 13時38分

フォークデュオゆずが30日、TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」(月~木曜午前8時半)にゲスト出演。ゆずの代表曲「栄光の架橋」の誕生秘話を語った。

「栄光の架橋」は2004年のNHK「アテネオリンピック中継」公式テーマソング。アテネ五輪の日本代表選手の活躍などで注目度も上がった。2017年には「NHK紅白歌合戦」に同曲で大トリを務めた。

北川悠仁は当時を「若干とがっていた時期。好きな歌だけ歌いたいし、『タイアップめんどくさい』くらいに感じていた」と笑いつつ、「『栄光の架橋』は本当に向き合って、全然できなくて。俺達は好きで音楽やっているだけだし、日本代表する人の気持ちなんかわからないという部分もあった」と振り返った。

次第に作詞を進める中で「勝者の歌ではなく、敗者の歌を書こうと思い始めて。ゆずも成功もしているけど、惨めな思いもしているから、いろんな思いを書こうと思った」という。

発売後は大きな反響に「思いもよらぬ形で世の中に広がっていくのを見て、タイアップが少し好きになりました」とちゃめっ気たっぷりに語った。

同曲で「NHK紅白歌合戦」で大トリのオファーが来た際は「『栄光の架橋』のオリンピックのオファーが来た時くらいびっくりした」と説明。「正直『栄光の架橋』を発売して、ある種、『栄光の架橋』の方が自分たちより先にいる気がして。曲は知っているけど、ゆずは知らないみたいな人もいて。あそこで曲と自分たちが一体になった」と明かした。

北川は「ただ、嫌なのは…」と切り出し「出演者が唯一、ラストだけは全員出てくるから見ているの。あれ嫌だ(笑い)。一方で、先輩達はきっとこういうでがい場面を超えて今があるとも感じた」とした。岩沢厚治も「1曲前の石川さゆりさんが素晴らしくてね。天城を越えないで欲しかった」と笑いを誘った。

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