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「AIゆういちろう」休止を国民玉木氏報告 OpenAI社の規約影響「近日中再スタート検討」

日刊スポーツ 2024年8月2日 16時3分

国民民主党の玉木雄一郎代表は2日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、先月から運用を始めて話題になっていた「AIゆういちろう」が、米OpenAI社の規約によって一時休止に追い込まれたことを明かした。

「AIゆういちろう」は、OpenAI社の対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を使ったもので、先月8日に公開。11日の自身のYouTubeチャンネルでも発表した。さきの都知事選で3選された小池百合子知事が「AIゆりこ」でSNS発信をしたことに触れ「やられたなと思った。実は以前から内々『AIゆういちろう』を企んでいて、密かに開発をやっていました」と明かしていた。

玉木氏は1日の投稿で「【「AIゆういちろう」一時休止のお知らせとお詫び】」とした上で「ご好評をいただいておりました『AIゆういちろう』ですが、ChatGPTのAPI利用規約上、政治キャンペーンへの使用ができないとの指摘をOpenAI社から受けました。AIの安心な使い方が確立されるまでの間の措置とのこと」と、休止原因を明かした。また「私としても、政治分野でのAIの適正使用には協力したいと思いますので、残念ですが、『AIゆういちろう』の提供を、本日8/1(木)24時をもって休止します。急なお知らせとなり、ご愛用いただいていた皆様には誠に申し訳ございません」として、釈明と謝罪を投稿した。

一方で「なお、LLM(大規模言語モデル)をGoogle社のGeminiに変更して近日中に再スタートすることを検討していますので、しばしお待ちください」と、再開を検討していることも明かした。「とにかくAIの活用は、実際にやってみると様々な問題点が具体的に明らかになってくるので、アジャイルに見直しを加えて改善していきたいと思います」と決意も記した。

「AIゆういちろう」をめぐっては、利用が相次いだことから一時、利用制限がかかったほか、利用のたびに玉木氏に課金される仕組みになっていたことから、玉木氏はXで「8日で12万円」の高額課金となっていることを告白するなど、さまざまな面で話題になっていた。

玉木氏は、Xのプロフィルに「永田町のYouTuber」をうたうなど、日ごろからSNS発信に積極的なことで知られている。

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