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エアロスミスがツアー引退を発表 スティーブン・タイラー声の不調「完全に回復は不可能」

日刊スポーツ 2024年8月3日 11時15分

米人気ロックバンド、エアロスミスの公式SNSが3日、更新され、ボーカルのスティーブン・タイラー(76)の声帯損傷が回復しないことから、ツアーのステージ活動を引退することが公表された。

発表文によると、「スティーブンの声は他に類を見ない楽器です」とした上で、「彼は何カ月もも休みなく努力して、痛める前の声を取り戻す努力をしてきました。最高の医療チームがいてくれたにもかかわらず、彼が苦労しているのを見てきました」と報告。「悲しいですが、彼は声の不調から完全に回復することは不可能であることが明らかです。私たちはツアーのステージから引退するという、悲痛で困難な、しかし必要な決断を下しました」とした。

バンドは「1970年、インスピレーションの火花がエアロスミスを生み出しました。私たちのブルーアーミーである皆さんのおかげで、その火花は燃え上がり、50年以上燃え続けています」などと結成以降、支え続けてきたファンに感謝。「私たちの音楽が皆さんの音楽の一部になったことは、私たちにとって生涯の栄誉です」と呼びかけた。

9月から来年2月にかけて予定された全米ツアーのチケットは払い戻し対応をするとしている。タイラーは昨年、声帯を損傷したことが伝えられ、ツアーが延期されていた。

エアロスミスは1973年にメジャーデビュー。一時的なメンバーの出入りはあったものの、ボーカルのタイラー、ギターのジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォード、ベースのトム・ハミルトン、ドラムのジョーイ・クレイマーの主要メンバー5人でキャリアの大半を活動してきた。75年の「ウォーク・ディス・ウェイ」などヒット曲を連発。98年の映画「アルマゲドン」の主題歌「ミス・ア・シング」で、世界的ロックバンドの地位を不動のものとした。日本でも絶大な人気を誇っている。

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