「不敗神話」を持つ日本バレーボール協会会長の川合俊一氏（61）は5日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜午前8時）にスタジオ生出演した。川合会長はパリオリンピック（五輪）の視察でパリに行っていたはずだが、まさかの帰国＆スタジオ出演に、出演者たちは大きくどよめいた。
川合会長をめぐっては1日に放送された同番組の中で、元プロ野球選手でタレント長嶋一茂（58）が「川合さんが観戦すると、日本は勝つっていう話があるらしいんですよ」という「法則」を紹介。実際に、パリ五輪で川合会長が初観戦した7月31日のバレーボール男子の日本－アルゼンチン戦では、日本が3－1で勝利した。番組では、MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「川合さん、絶対帰って来ちゃだめ」「もう、決勝まで帰ってこないことを祈ります」と懇願していた。
この日の番組は、バレーボール日本代表をパネルで特集し、川合会長はその解説で登場。羽鳥は「決勝トーナメントおめでとうございます」と呼びかけ、川合会長は「ギリギリですけど…」と応じた。
しかし羽鳥は思わず「なんで帰ってきちゃったんですか？」と、本音を吐露。川合会長は「いやいや、やることいっぱいあるんですよ」と応じたが、羽鳥は「だめです、川合さん、帰ってきちゃ。川合さんが見ていると負けないんだから」と、不満を示した。
川合会長は「なんで（帰国）って？ ぼくが向こうに行っている間に、この番組でだいぶんイジくってくれたみたいで」と笑うと「ほかにもいっぱい（やることが）ある。明日は小学生のバレー大会の開会式のあいさつとか、ビーチバレーのあいさつとか」と、国内での所用が帰国の理由だと明かした。
羽鳥は「協会会長ですから」としながらも「ただ、オリンピックのことを考えたらいてほしかった」と、嘆いていた。