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菊間千乃氏「五輪は大好きなんですが…」IOC幹部の日本開催期待発言に複雑な思いを吐露

日刊スポーツ 2024年8月6日 15時50分

元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は6日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、開催中のパリオリンピック(五輪)で、国際オリンピック委員会(IOC)幹部が、将来的に、また日本での大会開催を期するような発言をしたことについて、私見を述べた。

「私はオリンピックは大好きなんですが、それと、自国で開催するということ(を望むか)は、必ずしもイコールではない」と、複雑な思いを口にした。

この日番組では、今大会で浮上しているさまざまな問題や話題についてパネルで特集。IOC幹部の発言も取り上げた。この発言は、デュビ五輪統括部長が3日(現地時間)に、パリ市内で日本メディアの取材に応じた際に、パリ五輪に2021年東京五輪のレガシーが生かされているとして「日本が開催を検討するかは分からないが、近い将来、また冬季大会などの開催地になるだろう」と述べたもの。「(日本国内での五輪に対する)ムーブメントは、まだ去っていない」と指摘したとも報じられ、SNSでは「日本がまた開催地に」という言葉がトレンドワードになり、「どこまでタカる気なんだよIOC」などの批判を含めて賛否両論が飛び交った。

菊間氏は「私はオリンピックが大好きなんですけど、それと、自国で開催するということは、必ずしもイコールではないなあと思っている」と述べた。

その理由について「IOCという組織が、年をへるごとにものすごく強いものになっている。東京オリンピックの時も、IOCがこう言っているから何も変えられません、みたいな感じで、押しつけられているような感じが、国民からするとそう感じる部分があった」と、東京五輪を振り返った上で私見を述べた。

「日本で開催して、日本の国民がいろいろ言っていても『IOCがこう言ったら、IOCの言うようにやらないといけないんです』みたいな感じでやられると、オリンピックというものに対して、なんでうちの国でやるのにやりたいようにできないの?というところの不満が、東京の時は非常に多かった。それがまた来るのか、と思うとちょっと…と思う方がいるのではないか」とも口にした。

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