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体操女子個人総合金のバイルズ、家族を持つ計画を明かす ロス五輪出場は「ないとは言えない」

日刊スポーツ 2024年8月7日 9時45分

パリオリンピック(五輪)で3つの金メダルと銀メダルを獲得した米女子体操の絶対女王シモーネ・バイルズ(27)が6日、米NBCテレビの番組トゥデイに出演し、家族を持つ計画について明かした。

2023年に米プロフットボールリーグ(NFL)シカゴ・ベアーズに所属するジョナサン・オーウェンズと結婚したバイルズは、今大会期間中、妊娠説がネットで浮上していた。7月30日に行われた女子体操団体で米国が金メダルを獲得した後、バイルズが妊娠しているのではないかとの臆測が浮上。FOXニュースがバイルズが妊娠と引退を発表した伝える偽記事も出回るなど、妊娠と引退説がネットで広まっていた。

ホストのホダ・コットとのインタビューでバイルズは、パリ五輪後について問われ、オーウェンズと子どもを作る話をしていると明かした。「私たちはいつも子どもの話をしていますし、彼が子どもを産めるのなら、産んでいたでしょう」と、子どもを切望していることを告白。いつか母親になることを考えているかと問われ「はい、間違いなく」と返答した。ただ「もちろん、家族を持つ前に達成したい目標が2人ともある」とも話し、4年後のロサンゼルス大会出場にも含みを持たせた。

インタビューでは、ロス五輪について「絶対にないとは言えない」「地元開催だから、何が起こるか分からない」と話し、4年後について否定せず、引退についても言及することもなかった。「ただ、リラックスして、人生が私をどこへ連れて行ってくれるのか見守るつもりです」と話した。

今大会では、オーウェンズがチームの許可をもらって数日間トレーニングキャンプを離脱し、パリに駆け付けて観客席から演技を見守っていた。個人総合で金メダルを獲得した後は、金メダルを首に下げてバイルズとキスをする写真もインスタグラムに投稿し「おめでとう。すごい、8個も」と祝福した。

16年リオデジャネイロ大会で団体・個人総合・跳馬・床で金メダルを獲得する4冠を達成したバイルズは、21年東京大会でもメンタルヘルスの問題で個人総合を棄権しながら団体と種目別で銀と銅メダルを獲得。パリでは、団体・個人総合・跳馬で金メダル、床で銀メダルを獲得し、米国史上もっとも多くのメダルを獲得した体操選手となった。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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