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太田唯、5年ぶり2度目の舞台に挑戦「太田唯だったら絶対しないことをやる」

日刊スポーツ 2024年8月7日 20時49分

ジブリ大好き女優で“ツリジョ”としても本紙釣り面にレギュラー出演してきた太田唯(28)の、5年ぶり2度目となる舞台出演が決定した。東京・地中海料理&ワインShow Restaurant GARLOCHIで、16日に初日を迎える舞台「私を殺して…」に向け、日刊スポーツの取材に応じた。

同作は韓国発のブラックコメディーで日本初上陸は17年。以降、ロングラン公演中の人気作だ。自殺志願のかれんな女と、自殺コーディネーターのイケてる男をめぐる破天荒なストーリーで、太田は自殺志願のマドンナ役を演じる。

オファーを受けた際、「私自身は映像の方が多いし、舞台は全然分からないので、どうしようかと悩んだ」。だが、実際に観劇すると衝撃だった。「ブラック要素とコメディー要素が両極端にある舞台で、すごく大変そうだけど、すごく楽しそうで、その場で演出の方に“出たいです”と言いました」という。

会場は食事も取れる場所で、客を巻き込んだ舞台となる。「それこそ映像は台本通りにやるけど、この舞台は来るお客さんによって変わることも多いんです」。アドリブ力が求められるため、「舞台は人生で2回目ですが、その割にはヘビーかもしれません」と苦笑した。

だが、だからこそやりがいがある。「俳優としてはすごくステップアップできそうだと思う」とほほ笑み、「この舞台が終わったら、すごく成長してそうだなと思っています」と前向きだ。

演じるマドンナ役ついては「もう登場して1秒でびっくりすると思います」。普段の太田から想像できない「下ネタも抵抗なくバンバン言っちゃうような人なんです」と説明。「普段だったら絶対できないこともマドンナの時はできる。それが役者の強み」と笑い、「『太田唯だったら絶対しないことをやる』みたい感じです」と話した。

映画と舞台について「語弊があるかもしれないですが、舞台は好き嫌いが分かれると思うんです」と私見を述べた。「映画よりも高いお金を払うけど、必ずしも満足できるかといえば、そうではない作品もあります」とし、「それは映画も同じで、それぞれ好みもあるので仕方がないことだと思っていますが、舞台は私自身、『これだったら映画3本見られた』と思うこともあるんです」と素直な思いを述べた。

しかし、同作は太田自身が客として観劇し、「本当に面白かった。だからこそ、出たいと思ったんです」という内容だ。あとは太田の力量次第だが、そこは太田自身、肝に銘じている。「私としては、この台本の面白さをちゃんと表現できるレベルのお芝居ができれば、絶対に喜んで帰ってもらえるだろうなと思います」と意気込んだ。

太田は16~18日の4公演に出演する。【川田和博】

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