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照英が「やり投げ解説」北口榛花を熱く語る SNS「いいものを観た!」モーニングショー生出演

日刊スポーツ 2024年8月8日 11時38分

学生時代にやり投げの選手だった俳優でタレントの照英(50)が8日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に、パリオリンピック(五輪)陸上女子やり投げの解説者として生出演した。

同番組には、五輪期間中これまでにも、バスケットボールで俳優満島真之介(35)、卓球ではお笑い芸人パーマ大佐(30)が解説者として登場し、分かりやすい解説が好評を博しており、照英は2人に続く形で、やり投げの「専門家」としての登場となった。

照英は、1996年の全日本学生選手権とひろしま国体で準優勝するなど、やり投げ選手としての実績を持つ。

照英は、女子やり投げ予選で1投目で決勝進出ラインをクリアした、昨夏の世界選手権金メダルの北口榛花(26)が予選1投目で決勝進出を決めたことに、「身体の疲労感が残らないのがまず第1条件。予選は記録や順位より、通過するのが目的。1投目から投げていくという勝負強さが表れている」と分析。正式な試合会場は本番しか入れないとして「どこをどこにめがけて投げるかがいちばん大事」と、実際に競技で使うやりを手にしながら解説。「これまで投げたことがない会場で戸惑いがある中での(北口の)この記録は大称賛」と指摘した。

北口の予選の結果について「絶対に1投(で決める)です。3投目までやると、多少でも考えすぎで、ひじや肩に、軽いものでも負担がかかる。早めに投げて帰って調整して備えるのがまず大事です」と評した。

照英は、やり投げの起源や歴史、ルール、どうすればスムーズにやりを投げることができるかなど、選手目線での解説を連発。また、競技で使うやりは、ほかの選手と貸し借りが認められているなど、意外な「やり投げあるある」について熱弁をふるい、北口に関する解説や評論にいくまでかなりの時間を要してしまう場面も。

「この話が異様に盛り上がってなかなか進んでいない。パネルが開いてないんですけど。半分で終わるんじゃないかくらいの…」と限られた時間での解説に焦りもみせたが、番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「でもこの話を止めるわけに行かない」と述べると、照英は「みなさんがいちばん食いついてくれた。分からないところだから」と、笑顔をみせた。

照英は、北口と、全体12位で予選を通過した上田百寧(25)の今後について「1投目できめていくことも、ライバルに威圧感を与えることになり、駆け引きの1つ。(五輪は)6投目で頑張ればいいやというのは通用しない世界」と解説。北口については「自己ベスト(67メートル38)を更新したら金メダルを獲得できる可能性は大いに出てくる」と期待を示した。

照英の分かりやすい解説に、SNSでは「照英さんの解説もめちゃくちゃ面白かった!いいものを観た!」「照英さんのやり投げ解説が面白くて、とてもよかった。今までで見たスポーツ解説で一番上のランクだと思う」「テレビでやり投げを熱く語ってる人、照英に似てるなと思ったら本人だった。やり投げ経験者なのか……」などのコメントが相次ぎ、反響の大きさをみせた。

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